MITRA(ミトラ)募金

W杯とテポドン騒ぎで報道が少なく、というかほとんどなくなって来てますが、中部ジャワ地震義援金募集先一覧にMitra募金を追加しました。こちらは阪神大震災を経験され、ご自身も中部ジャワ地震の被災者である日イネカップルのMitraさんが立ち上げたものです。
復興まで長い支援が必要なのは中部ジャワ地震に限ったことではありませんが(神戸大震災の仮設住宅での孤独死等はまだ最近の話だったように記憶してます。もう10年になるのに・・・)、日イネカップルの端くれとして、インドネシア関連にはアンテナを張っていきたいな、と。

以下、Mitra募金の紹介です。独自のWebサイトはないようなので、日記をコピペしてます。mixiに入られているかたはニックネーム検索でオリジナルをご覧になれるはずです。

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今日はMitra ▼・_・▼がこれからしていこうと思っていること『MITRA(ミトラ)募金』についてお話します。


★ 中部ジャワ島地震 2006年5月27日(土)
2006年5月27日午前5時54分(現地時間)マグニチュード6.2の地震がジャワ島中部のジョグジャカルタ市より15km程南の南部海岸近くで発生避難民は20万人に上ると見られ家屋・病院など建物の被害も深刻であり今後中長期的な復興活動が必要


★ 外務省の情報
・人的被害
死者 : 5.716名(社会省:6月8日)
負傷者: 37.917名 (同上)
避難民:423.720名(同上)


・物的被害
家屋倒壊:126,326軒(社会省:6月8日)
家屋損壊:392,414軒 (同上)
(参考)人的・物的被害ともジョグジャカルタ州南部のバントゥル県周辺で被害が最大


仮設住宅毎日新聞 2006年5月31日より)
被災地で国連機関や国際NGO計約50団体の支援活動を統括・調整する国連機関幹部は毎日新聞に「今回は仮設住宅を提供しない 仮設住宅は被災者を自宅跡から引き離すことになり、被災者は自宅再建意欲を失う」と説明した


★ 被害状況
ジョグジャカルタ市内の北側と南側では状況が「ソロ通り」を境にしてまるっきり違う同じジョグジャカルタ市内とは思えない
普通の生活をしている   → ソロ通りより北側
被害はあるが生活は普通  → ソロ通りより南側
被害を受けている     → 動物園の前の道より南側
かなりの被害を受けている → リングロード南より南側(
テレビなどで放送されている地域)


★ ジョグジャカルタ市内で「ひどく震災を受けた区」
・ ウンブルハルジョ区
・ コタグデ区 
1.プルバヤナン町
2.ルジョウィナングン町
・ピラハン集落  6町会
・ピラハン集落 12町会
37隣組 ← Mitra ▼・_・▼の住んでいる所
39隣組


★ Mitra ▼・_・▼の町内
『大被害は受けてないがジョグジャカルタ市内ではひどい被害を受けている場所』がMitraの町内です。ジョグジャカルタ州南部のバントゥル県に比べると「被害」は少なく思えます。
阪神大震災で言えば「宝塚・伊丹・大阪市の淀川を越えた所」であり『マスメディア』では取り上げられていないが
『被害を受けている場所』なのです。
世帯 : 114世帯
人口 : 406人(10歳以下の児童 27人 / 5歳以下の乳幼児 40人)
被害世帯  : 39件 (173名)
全   壊 : 10件
大規模損壊 :  7件
半   壊 : 11件
一部損壊  : 11件


★ 2006年6月14日(水)までの町内への援助(町会に電話にて確認)
<公的援助>
・ お米   150kg
・ ラーメン 920袋
・ 油      9リットル
・ お金   RP. 50.000- (約600円)
(町内全員に対して)
* RP. 50.000-の目安 
(タバコ1箱= RP. 8.000-/コカコーラー1本= RP. 1.500-)

<私的援助>
・ お米   853kg
・ ラーメン 179袋
・ 油    少々(必要なところに配る)
・ お菓子  各家庭に詰め合せセット

<その他援助>
被災者の家族・友人・知人など公的援助ではなく私的援助で各家庭に物品が届いたりしている。

<今後の公的援助の予定>
全壊・大規模損壊・半壊の被災者に対しては『米10kg/人』の援助あり援助金がもらえるかどうかは未定。


★ 町民からの話
実際「食料」に困っているということはない。
お互い町内で助け合い今は生活している。 
被災しているがまだ住める所もある人はお互い助け合いながら生活している。(使っていない場所・部屋を提供など)
まず「全壊」してしまった被災者の『住宅の確保』をして行きたい。
『家』があれば後は自分達で努力しながら生活をしていくことは可能。
『立派な家』はいらない。
『最低生活の出来る家』を1日でも早く作ってもらいたい。


★ 『MITRA(ミトラ)募金』の発足
第1条 この会の名称は『MITRA(ミトラ)』とする。
第2条 この会は、平成18年5月28日を設立日とする。
第3条 この会は、ジャワ中部地震の災害復旧支援を目的とする。
第4条 本会は目的遂行の為、次の事業を行う。
① 救援物資の支援事業。
義捐金事業。
③ 被災地の情報収集事業。
④ その他、上記目的達成に必要な事業。

振込方法: 郵便振替 
口座番号: 00910-6-318134 
口座名称: MITRA(ミトラ)募金



★ 『MITRA(ミトラ)募金』の目的
『ジャワ中部地震の災害復旧支援』どの団体も同じ「目的」で義捐金を集めています。「支援」という気持ちは同じ。
しかし・・・
Mitra ▼・_・▼は疑問を持っています
「果たしてどこまでその義捐金が届くのか?」

  • 自分のできるところから
  • ジョグジャカルタ市内のひどい被害を受けている場所
  • その時の状況の判断で必要なものに「お金」を使う
  • 最低限の生活が出来る場所の支援(仮設住宅
  • 大きなことは出来ないが「草の根」活動をして行く

全ての人を助けることはできません
まずは自分の周りから・・・ 
自分が出来るところから・・・
『大被害は受けてないがジョグジャカルタ市内ではひどい被害を受けている場所』を中心に援助。

人的・物的被害ともジョグジャカルタ州南部の「バントゥル県周辺」には各国の援助がすでに届いています。それ以外の所を援助して行きます。(阪神大震災で言えば『宝塚・伊丹・大阪市の淀川を越えた所』)

『お金』を集め『その時に必要なこと』に使っていきます。「最低限の生活が出来る場所の提供」を重点に支援して行きます。

<中略>

皆さんの「善意の気持ち」を裏切ることはするつもりはありません。これを信じていただくしかないと思っています 。