シェンゲン・ビザ
実は、来週からフランス行きます。
10年ぶりのヨーロッパです。
一番の目的はPencak Silatのフランスオープン*1に参加することなんですが、
せっかく遠くまで行くのだから、ちょっと観光もしたいと思います。
パリのモスク*2なんかも観たい。
しかも、今回は海路郎さんも一緒にお出かけです。
海路郎さんってば初ヨーロッパです。
ま、それはどうでもいいんですが、海路郎さんはサンバルの国の人なので、観光ビザを取らないとフランスに入国できないんですわ。
観光ビザ、と書きましたが、正確にはシェンゲン・ビザと呼ばれる旧EU諸国(いわゆる西ヨーロッパ)共通の短期滞在用ビザが必要なのです。
いやあ、これが揃える書類の多いこと。
このビザを持っていると フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、オーストリア、ポルトガル、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグ、ギリシャ、スウェーデン、ノルウエー、デンマーク、アイスランド、フィンランドの国々をシェンゲン国といい、これらの内の一つの国のビザを取得すると全てのシェンゲン国に出入り自由となります。
とあるので、審査が厳しいのは致し方ないのかもしれませんけど。しかも、このシェンゲン・ビザによる滞在期間は90日(約3ヶ月)まで許されていますし。
申請に必要な書類は(以下、フランス大使館より)
- 短期ビザ申請書(シェンゲンビザ申請書)1部
- 写真(パスポートサイズ) カラ-または白黒の写真 1枚
- 再入国許可証(RE-ENTRY PERMIT TO JAPAN)
- 外国人登録証明証
- フランス以降にシェンゲン諸国外(イギリスやスイスなど)に滞在予定の場合は、それらの国のビザ
- 飛行機の予約書もしくは、往復航空券
- ホテルの予約証明書 − 滞在期間日数すべての予約が必要(知人宅に滞在の場合、フランスの市役所で取得した受け入れ承諾書/ATTESTATION D'ACCUEILが必要。これにはその知人の査証付サインと市役所の捺印が必要)
- 一日の滞在につき50ユ−ロ以上の経済証明として以下のどれか一つ
- 銀行残高証明書(同行家族の場合は、戸籍謄本も必要)
- トラベラーズ・チェックの購入計算書
- 預金通帳
- 商用の場合、会社からの保証書
- パスポート(残存期間が6ヶ月以上のもの)
- ビザ料金6000円前後(35ユーロ相当の円、ということらしい)
- 救援費用を含む海外旅行保険
- 在学または在職証明書。自営業の場合会社の存在の証明。
と、あれやこれやと盛り沢山。
書類さえ揃っていれば「書類を提出してもビザ発行の許可がおりない場合もあります。」とは言うものの、某国のように袖の下を要求されることもなく手続きは進むので楽は楽なんですけどねえ。
今回、海路郎さんは大会事務局より日本チームの一員(チームマネージャーなのさ)として入国します、という招聘状をもらっているので、さらに手続きはスムーズにすすみ、2週間ほどかかる、と言われたところを10日ほどでビザが出ました。
でもこの調子じゃ、二人でハワイは一生行かれないな〜(って別に行きたいわけじゃないけど)
ウタ子姉さんがブログhttp://orang-utako.at.webry.info/で書かれた
ちょっと海外旅行したい、なんてときも、日本人ならパスポートひとつでヒューッと行き来できる所でも、アナタのパートナーとお子さんにはなかなかビザがおりない、ということも起こるかもしれません。
というのは、無視できない現実なんですよー。